2025年5月 1.教皇フランシスコへの賛辞

教皇フランシスコ、(本名、ホルヘ・マリオ・ベルゴリオ)は、2025年4月21日午前7時35分にドムス・サンクタエ・マルタエ(バチカン市国)の居室で、神のもとに旅立ちました。葬儀ミサは26日午前10時にサンピエトロ広場にて行われます。日本でも27日午後3時に、東京カテドラル聖マリア大聖堂にて、駐日ローマ教皇庁大使 フランシスコ・エスカランテ・モリーナ大司教の主司式によって、追悼ミサがささげられます。私たち一人ひとりも、心を合わせて祈りをささげ、教皇への感謝の心で過ごしてまいりましょう。
「きょうをささげる」の主催団体、「教皇による祈りの世界ネットワーク(PWPN)」のバチカンでの責任者であるイエズス会司祭クリストバル・フォネス師が教皇の生涯と使命を回想しながら、感動的な賛辞をインターネット上で分かち合っていますので、ここに掲載いたします。
https://www.popesprayer.va/tribute-to-pope-francis-from-the-worldwide-prayer-network-message-from-the-international-director/
教皇による祈りの世界ネットワークの親愛なる友人の皆様、本日は、教皇フランシスコの生涯と使命に対する心からの感謝を、共にささげていただきたいと思います。
教皇はこう述べられました。「私たちが絶えず唱えなければならないこの『ありがとう』、キリスト教徒が皆と分かち合うこの『ありがとう』は、イエスと出会う機会を増すのです。」このことから、私たちは今日、教皇フランシスコがイエスの心の奥底から父なる神の永遠の抱擁を見いだしたことを確信します。
今日、主は御父のいつくしみのうちに永遠に教皇をお迎えします。「楽園とは、神の無限の愛の抱擁です」と教皇は述べました。私たちは、教皇がご自身の祈りのネットワークに常に寄り添い、あらゆる人間の現実、特に弱い立場にある人々、ほとんど何も持たず、助けを求めることさえできない人々への、粘り強く信頼に満ちた祈りといつくしみを教えの中心に据えてくださったことに感謝しています。
彼の言葉によれば、「世界は二つに分かれています。感謝しない人と感謝する人。すべてを当然のことのように受け取る人と、すべてを贈り物、恵みとして歓迎する人です」。そこには、常にすべてのことに感謝するという彼の深い信念から生まれた、深い意味を持つ言葉があります。
教皇フランシスコ、人生を証しし、福音に立ち返り、キリストとの友情、そして私たち自身の間の友情こそが確かな道であることを常に思い起こさせてくださったことに感謝します。私たちはあなたのために、そして互いのために、そして教会が常に耳を傾け、シノダリティに生きることができるように祈り続けます。
フランシスコ教皇、ありがとうございました。
今日、天国は祝福と喜びに満ちています!さようなら!
(スピーチはスペイン語、英語字幕より翻訳)